【FIFA19】#2 迷走、ジローラモ監督のナポリ
~ナポリの初試合~
ジローラモ監督率いる新生ナポリの初陣は、今回ドイツで開かれるヨーロピアン・インターナショナルカップとなった。
この大会はシーズンへ向けた最後の調整の場だ。プレシーズンの試合とは言え、チームの状態を見極めるには非常に大切な大会である。
グループ分けは以上の通りだ。ナポリはグループAに入った。同組にヘタフェCF、モンペリエHSC、ボルシアMGと、いずれも各国中堅クラスのチームで、練習試合にはもってこいの相手である。
グループBにはドイツの強豪であるドルトムントがいるので、是非とも勝ち上がって対戦したいところだ。
初戦の相手はモンペリエだ。ここでジローラモ監督はまさかの奇襲を仕掛ける。ジローラモは「基本的に4-4-2でいくよ。」そう明言してあったのだが、ナポリでの初指揮では、
この男、やはりイタリアの伊達男であった。
試合経過を見ていこう。
モンペリエは3-5-2のフォーメーションで試合に臨んできた。試合序盤はモンペリエのLWBアンブロワーズ・オヨンゴのスピードに翻弄され、数本のクロスを上げられチャンスを作られてしまう。さらに、この日3トップの中央を務めるアルカディウシュ・ミリクも、相手ディフェンスへのアフタータックルでイエローカードをもらってしまい、ナポリにとっては嫌な空気が。
しかし、このイエローで目が覚めたのか、この男が活躍する。
右サイドを華麗なドリブルで突破したRWGのホセ・カジェホンがペナルティエリア内でクロスを上げると、待っていたのは先ほどイエローもらったミリク。高い打点からのヘディングでボールをゴール右隅に流し込んだ。
その後は両チームとも決め手に欠ける試合内容が続く。この日ナポリに訪れた2つ目のビッグチャンスもLWBマリオ・ルイが外してしまう。
モンペリエの鋭いミドルシュートもアーセナルからローンで加入しているGKダビド・オスピナが好セーブするなどし、モンペリエに得点を許さなかったナポリが勝ち点3を得る結果となった。
試合後、見事初陣で勝利を飾ったナポリ指揮官は、「1ゴールしか挙げられなくても勝ちは勝ち。むしろイタリアらしいサッカーを見せられたんじゃないの?」とコメントした。
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